自分史の作成依頼を受けた時に、一番最初に行うのが取材です。
簡単に言えば、インタビュー形式でお話を伺うと言うことです。

取材とは言ってもそんなに構える必要もないですし、決して難しいことではありません。
ただし、話したい体験やエピソードを事前にメモしておく必要はあります。

過去を振り返ってカテゴリー別にメモする

難しいことではないと言いましたが、過去を正確に振り返るのは確かな記憶力が必要になります。
記憶が曖昧では良い自分史が作成できません。

ゆっくり時間をかけて、曖昧な部分は自分の周りの人に確認してください。
そして体験やエピソードをカテゴリーに分けてメモすることも、方法の一つです。

自分に関わってきた家族はじめ友人・知人との交友関係
幼稚園から小学生以降の学生時代の思い出
就職してから仕事の思い出
結婚してから子供を育てた思い出
趣味やライフワークあるいはペットとの思い出

などです。

自分史は思い出

ただしこれはすべてが、必須項目ではありません。
たとえばあなたの自分史を作成する想いが「結婚してからの人生」を綴りたかったら、学生時代の体験などはメモする必要はありません。

たとえば趣味とライフワーク中心に自分史を作成したいなら、このテーマを掘り下げてメモをすればいいのです。

またそういった体験やエピソードはメモ程度で十分ですから、正確に文章にする必要はありません。
取材時に録音させていただきますので、口頭でお話を伺います。

自分史の取材はインタビュー形式

当然取材でも以上のようなテーマをもとにお話を伺っていきますが、さらに以下のようなテーマをお聞きいたします。

自分の足跡をゆっくり思い出して

◇生きてきて一番うれしかったことや幸せを感じた出来事(いくつでも)
◇生きてきて大変苦しかったことや辛かったこと(いくつでも)
◇誰とよく遊んだか?親友は誰?
◇お世話になった人や心から感謝したい人とは?
◇家族とのふれあいの中で楽しかったことや悔しかったこと
◇旅行の思い出やいろいろな人との出会い体験

さらに自分自身をフカボリすることも大切ですから、
◆好きだった本、愛読書、歌、初恋など
◆好きだったスポーツ、歌手、芸能人、映画、食べ物、お店など
◆抵抗がない場合は、初体験、性体験など

ネガティブな思い出は封印すべき?

また自分史作成に当たりすべて本音で行きたいと言う場合は、

◇自分を苦しめた人や憎しみを覚えた人
◇人には話せないような体験や出来事
◇今でも思い出すと辛い過酷な闘病生活

自分史でネガティブな辛い思い出は封印?

こういったテーマを自分史に文章化するかどうかは、もちろんあなたのお気持ちにお任せします。
一つ言えることはこういった「負のテーマ」は自分史に綴るのはどんなものか?と言えば、私はこうお伝えしています。

「誰しも人生はきれいごとだけではありません。
そういったイヤな出来事や憎しみが残る人をあえて書くと言うことも、自分史なんですね。

もちろんその選択は自由ですが、負の心を正直に綴ることでネガティブな想いを昇華させる”こともできるからです。
つまり、過去は過去と割り切れる心を手に入れる可能性が高いのです」

自分史を作成する上で大切なポイントとは?

さらに取材では以下のテーマを挙げることもあります。

◆人生の分岐点は?
◆人生を変えた大きな決断は?

これはとても大切なポイントです。
自分史のテーマの半分はこの2つが握っている、と言っても過言ではありません。

以上のような項目に渡ってしっかりメモを取ることが大事です。
さらに「いつ、どこで、誰と」この3つをポイントにすることです。

なおあなたがいろいろな体験をした頃にさかのぼって、こちらで時代背景を付け加えるケースがあります。

「当時はバブルまっただ中で、日本は好景気に浮かれていた頃です」
「この頃は大阪万博から35年ぶりに、愛知万博が開催されていました」
「この年はアテネオリンピックが開催され、多くの人々が日本選手の活躍に熱狂していました」
「当時は話題の新型iPhoneが出はじめ、携帯電話はスマホ全盛期に突入していました」

などなど、あなたの体験を取材してから当時の大きな出来事をサラッと書き足すと言うことです。


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